珍しくこんな短期間での技術メモです!今回は、ownCloudです。
Dropboxという今はやりのオンラインストレージは知っていますでしょうか(・∀・)∩ ← 管理人もガンガン使っています☆
今回紹介するownCloudは、簡単にDropboxのようなオンラインストレージ環境を作れるOSSです。実際にやってみましたが、かなり簡単でした!
では、早速CentOS7にインストールしてみましょう。
ownClowdはPHPで動作します。PHPの5.4系が必要なのですが、CentOS7のデフォルトは、5.4系のためyumでそのまま入れればOKですヾ(・д・。)
(CentOS6のデフォルトは、5.3系のため、remiから入れる必要があります。)
それ以外にも、データベースやwwwサーバがいるので、yumから一括でインストールします。
# yum install php php-mbstring php-pdo php-mysql php-xml php-gd php-ldap php-process # yum install mariadb-server # yum install httpd mod_ssl |
早速ownCloudをyumインストールするのですが、ownCloudのリポジトリを登録してからインストールします。
# cd /etc/yum.repos.d/ # wget http://download.opensuse.org/repositories/isv:ownCloud:community/CentOS_CentOS-7/isv:ownCloud:community.repo # yum install owncloud |
次に、ownCloudで使うデータベースとユーザを作ります。初期セットアップコマンドがあり対話形式に進めていきます!rootパスワードを設定するところ以外はそのままEnterで大丈夫です。
# systemctl start mariadb # mysql_secure_installation # mysql -u root -p MariaDB [(none)]> create database owncloud default character set utf8; MariaDB [(none)]> grant all privileges on owncloud.* to 'owncloud'@'localhost' identified by 'owncloud'; |
mariadbの設定も変えておきます。以下を追加します。
# vi /etc/my.cnf ~ [mysqld] character-set-server = utf8 [client] default-character-set = utf8 [mysql] default-character-set = utf8 [mysqldump] default-character-set = utf8 |
apacheの設定については、インストール後起動すればそのまま使えますが、一応簡単なセキュリティ対策くらいはしましょうか (´´・Д・`)ノ
# vi /etc/httpd/conf/httpd.conf ServerTokens Prod ServerSignature Off TraceEnable off # systemctl start httpd |
後、SELinuxが動作している場合、設定をする必要がありますが、SELinuxに関しは今回は一旦OFFにしておきます。さぼってすいません(ノД`)・゜・。
# setenforce 0 |
ここまでこれば、ログイン画面が見れます!以下のURLで見てみましょうヾ(*’▽’*)ノ
https://IPアドレス/owncloud/
ほんとに簡単ですね!
ここに先ほど作成したDBのデータと、管理ユーザの情報を入力します(σ・Д・)σ
ログインできました!
WEBブラウザにドラックすればファイルが転送できますし、ダウンロードしたり、編集したりもできます
゜*。(*´Д`)。*°
こんな簡単にできるとは、感動ものですね♪
また、ユーザとしてLDAPと連携してユーザの管理を行うことも可能です。
左上のボタンからアプリを選択し、無効になっているLDAPのアプリを有効にすれば、LDAP連携が有効になり、WEBから設定ができます。
自分のサーバは、CentOS6で現在PHP-5.3がインストールされているのでPHP-5.4にしたり、少しめんどくさいですが、ownCloudを入れて有効活用したいなと思いましたo(●´ω`●)o
是非使ってみてはいかがでしょうか!
インストールは完了したのですが、下記のようなメッセージが出て先へ進めません。
ownCloud
Can’t write into config directory!
This can usually be fixed by giving the webserver write access to the config directory.
ownCloud – あなたの管理下のウェブサービス
フォルダーのパーミッションは全て777です。
DBにアクセスが出来ないと言ってるのでしょうか?
アドバイス宜しくお願いします。
※ centos7 へ上記の指示内容でインストールしました。
私の環境(CentOS7 & ownCloud 8) でも同様の現象が出ていたのですが、
SELinux コンテキストのタイプを変更する事で解消できました。
chcon -R -t httpd_sys_rw_content_t /var/www/owncloud/config
chcon -R -t httpd_sys_rw_content_t /var/www/owncloud/data
chcon -R -t httpd_sys_rw_content_t /var/www/owncloud/apps
何時間も迷った末にこのサイト及びコメントにて解決することができました!!!本当に有難うございます。
この記事が役に立ったようでよかったです。
時間があれば、現在owncloudで活用している情報も載せるかもなので、また見てやってください。
(1年前から使っているのですが、なかなか記事にできておらず…)